オーストリアの精神医学者フランクルは、第二次大戦中にナチスドイツのユダヤ人強制収容所に収容され、極限状況を生き抜いたその体験を、『夜と霧』という本にまとめました。そこでは、1944年クリスマスから1945年新年にかけて大量の被収容者が死んだと書かれています。なぜでしょうか。クリスマスには家に帰れるはず、という希望が現実的に絶たれたからといわれています。
私たちは、明日への希望をもって、決められた答えのない生きる意味を自分なりに見出していかないと、生きていくことができないのだと思います。よりよい人生をまっとうする、そのために勉強するのだと私は思います。