新しい学びのカタチ
生徒が自分から取り組み、
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そんな塾です

文章の書き方

 時々生徒に文章を書いてもらいますが、文章を書くコツのようなものをすこしここで書いておきます。
 読み手を意識して書くこと。読んでくれる人に十分伝わるか意識してわかりやすく書くことです。これも思いやりですね。
 その文章を通じて何を言いたいのか・伝えたいのかを書く前も過程でもはっきりさせるようにすること。だから、これを自分は書きたい、と思うことをどんどん書いてゆくことが、作文に慣れるためにも一番だと思います。
 生徒の作文の、句点を打つ位置を私はよく直します。相手が誤解しないように、読みやすいように意識したり見直せば、迷わなくなると思うし、文章のリズムが良くなります。
 とりあえず書き上げた文章を、今度は読み手となって見直して、手を加えることでより良い文章になるでしょう。(自分はやらないことも最近は多いですが)
 文章を書く過程で、自分の思考が深まったり、自分の新たな一面を発見したりするのも、文章を書くことの魅力です。
 そして最後に、この文章はわかりやすくていいな、美しい・かっこいいなと思えるような文章と出会い、たのしみながらたくさん読むのがよいでしょう。
 中学3年生の良く書けている文章を紹介します。

Mくん 
 私が今思っていることは、挑戦することの大切さです。
 私は、陸上競技部に所属しています。今は110メートルハードルを中心に活動しています。しかし私は、最初どの種目が自分に合っているのかわかりませんでした。なので私は、できるだけたくさんの大会に出て、たくさんの種目に挑戦しました。しかし、まったく良い結果が出ず、悔しい思いをしていました。そうしたなかで、ついに出会ったのが、110メートルハードルでした。私は、顧問の先生のアドバイスもいただきながら、自分の意志で多くの種目に挑戦してきたからこそ、この種目に出会えたのだと思います。そこから、たくさん、何度も何度もハードルを跳んできました。そして今では、県大会に出場できるまでの記録を出せるようになりました。
 私は、挑戦するということは、何か新しいものに出会えるチャンスだと思います。この自分自身の経験から、私は失敗してもよいので挑戦してゆくことが大切だと思います。





2025/8/29