生徒たちには、文章を書いて自分の経験や考えを表現する力を培ってほしいと思っています。時々原稿用紙を配って分量には制限をかけずに作文に挑戦してもらいます。最初は嫌がるけど、書いてみると結構書けた、面白かった、という感想もあります。私はそれを読んでその生徒のことを理解しようとするし、内容ではなく文章表現や漢字や文法を訂正して文章の書き方を伝えます。では今回中3生の作文を紹介しましょう。
Iさん
二学期は、勉強をたくさん頑張ろうと今考えています。なぜなら私は来年受験を控えているのですが、もともと勉強が苦手だったからです。なので、苦手意識を変えて得意にしていく必要があると考えています。一日に二時間以上は勉強することや、課題を早めに終わらせるなど、自分の中で目標を立てて、勉強をする習慣をつけていこうと考えています。
Sさん
私が今考えていることは、これから地球温暖化がさらに進むことが予想される中で、未来の私達や社会がどう動いていくかということです。そのようなことを最近はよく考えます。なぜなら、今もずっと温暖化が進行していて、世界が少しずつ危ない状況に近づいていっていると思うからです。そして、私が大人になった時、日本はどんな環境になっているのだろうと思うと、とても心配だからです。私が大人になるのはそれほど遠くのことではありません。これから何が起きるかわからない地球で、私たちは、地球温暖化の問題について考えながら、生活しないといけないと思っています。
Tさん
私が中学校生活で一番印象に残っている思い出は、修学旅行で言った民泊です。最初は民泊に抵抗がありました。でも実際行ってみると、民泊の方はとても良い方で、畑作業や長崎の郷土料理作りや、夜空をみるなどの貴重な体験をさせてもらえて、とても楽しかったです。畑作業は、自分でよさそうな玉ねぎやキャベツを選んで収穫をしました。郷土料理は、皿うどんやてんぷらなどをつくりました。星空は、周りが山に囲まれているのどかな場所だったので、月や星がとてもきれいに見えました。
民泊の体験をしてみて、これまで経験をしたことないこともできたのでよかったです。