新しい学びのカタチ
生徒が自分から取り組み、
「したい」を〈できる〉にする力をみんなで身に付けていく
そんな塾です

AIを上手に学びに活かす

 IT機器が大の苦手だった私ですが、夏季休業中に塾専用のiPADを購入しました。今後の学びの充実のために活用していきます。今日は実験的に中1生たちに、生成AIに疑問に思うことを投げかけてもらいました。結構たのしい。

 ①もし光速で人間が走るとどうなりますか 私はぶっ壊れちゃうんじゃないかと思いましたが、それへのAIの答え。「理論的に不可能です。もしできたとしても、体が壊れて、時間や空間の感覚も歪んでしまいます」だって。そこからアインシュタインの相対性理論とか光の性質とかいった学びにつなげることもできますね。
 ②ブラックホールが別のブラックホールをすいこむとどうなるの? それぞれ予想を立てたうえでAIの答えはー。「ぶつかってもっと大きなブラックホールになる。衝突の時に宇宙空間に重力波が広がる。光や星への影響は少ない」んだとか。これは私はそんなもんかなという気がしたのですが、生徒たちには意外だったみたい。もちろん中学理科で学ぶことを超えた話になるのですが、ぜんぜん構わないとおもいます。どんどん自分の疑問や関心から発して、高度な宇宙論の話に興味を持つようになればいい。宇宙論を軸にしても、今学んでいる理科の知識がいずれつながってくることにいつか気付いてほしいなと思います。

 生成AIは、こちらがよい質問をしたり的確なコメントをしたり、鋭い批判・ツッコミをいれると、その分だけ良い反応をしますね。今後人間がAIを上手に使いこなしてゆくことがとても大切だとおもい、その付き合い方を生徒とともに身につけて、深く楽しく主体的な学びに大いに生かしてゆきたいと思いました。

2025/8/18