・新しいものの見方から得られる発想や構想を形や色彩で自由に表現するところに、美術の面白さ・楽しさがある。
・自分の視点で、自分が切り取った世界を、工夫した方法で表現すること。
・人物を描く際は、そのひとを理解しようとしたり、時にはその人に対する自分の気持ちに向き合う。
・使う材料・素材の形・質感を生かしつつイマジネーションを広げる。
・水墨画は、水の加減、墨の濃淡、かすれやにじみ、筆運びで多様な表現ができる。
・版画は、線の効果、色の重なりなどの独特の味わいがある。同じ版を使っても力の入れ方などによって全く違った仕上がりにできる。
・作品を鑑賞することで、自分がよいと感じるのはなぜかを内省したり、他者と批評しあうことで、違う見方・感じ方を交換できる。
・古今東西の美術文化にふれることで、それらを創造した人々の精神性や技術力、願いやあこがれをも感じることができる。
・古い時代の造形物・原始美術から、当時の人々の暮らしぶりだけでなくどんなことを思ったり祈ったりしていたのか想像する。
・人物絵画から、人物の表情、視線(の先)などに着目したり、作者の意図・感情・工夫をみてとる。
・屏風は部屋の仕切りや風よけという実用性とともに美しい絵が描かれた美術品ともなった。折って立てることで平面と見え方がかわったり、余白を生かした構図をとっていることなどに着目すると面白い。
・デザイン・工芸は、飾る・伝える・使うといった目的・機能を持つ表現である。命を支え、暮らしに喜びや温もりを与えることができる。
・模様とは、人が自然物などから感じ取った美しさをもとにして、様々なもの・空間を彩り私たちに楽しさや安らぎを与えてくれる。